富岡八幡宮例大祭の時に設営される神酒所の祭殿に掲げられる掛軸は、幾度かの
風雨の被害により「本紙の雨シミ」や「表装の破損」がひどく、八幡宮に新しい掛軸の製作
依頼を致しました。
その際、第22代宮司丸山様に掛軸を見ていただきましたところ、この掛軸を書したのは、
昭和24年から昭和46年まで宮司を務められた第18代宮司富岡盛彦氏で神社本庁の事務総長(現在の総長)も務められた位の高い宮司との事でした。
大変価値が有るものなので、一度修復が可能か表具師に見ていただいては?との提案がありました。
確認した結果、修復可能であるとの回答が有りましたので、神輿連合会の加藤副会長と相談し、豊洲が歴史のある掛軸を保有している事は、大変価値が有るとの意見で一致し、修復でお願いするように致しました。
表装からの「剥がし」「洗い」等を行い、新しい掛軸となって、2月末に仕上がりました。
3月10日に富岡八幡宮で、佐伯町会長、神輿連合会加藤副会長、修複を行っていただいた表具師岡島様(7部会総代)、長沼副町会長が出席して御祈祷をしていただきました。
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